社会のゴミのブログ

今日も生きてる

おもしろい漫画

 おもしろい漫画がこの世にはたくさんあるんだけれど,そのおもしろさを人に話すことはあまりない。話す相手がいないし,話したところで伝わるとも思えない。だけど誰かに伝えたい。だからここで書く。

 たくさんあるうちのいくつかについてしか書けない。頭が悪いから。でもがんばる。

ベルリンうわの空

 つい先日出た。現在三刷までいってる。この作者さんの本は「心のクウェート」「すこし低い孤高」と読んでいて,まあ全部良い。なにが良いかっていうと,人生における生き辛さみたいなのが少し軽減されることだ。今までの自分の人生の失敗や後悔に許される気がするし,これからの人生の不透明さが少し晴れた気になる。(実際にそんなことはないんだろうけど。)

 香山さんの,生きることに対する考え方がいろんなことに寛容なんだろうことが伝わってくる。こんな自分でもいいんだと思わせてくれる。生きるってどういうことなのか。多様化する社会の中でどうあるべきか。日常に潜むイライラに対してどう対処するべきか。そういったことに対するヒントのようなものがある。特定の物事に対する満点回答ではないけれど,あらゆる人への最適解を見つけることのできる漫画だと思う。

 

ベルリンうわの空

ベルリンうわの空

 

 

 エリア51

 とにかく一度読んでほしい。一巻を読んで合わない人は合わないし,ハマる人はものすごくハマると思う。絵がかっこいい。ストーリーがおもしろい。必ずハッピーエンドで終わるという安心感。でもドキドキハラハラする展開。一癖も二癖もある登場人物たち。エンターテイメントってこういうことだと思う。

 アメリカの51番目に州をつくって,そこに異業,化物,UMA,神,それからその他ものものをぶちこむという発想。勝ち。そんなん絶対におもしろい。次にストーリー。たいていの場合ちょっとしたことから話が始まるんだけど,それが二転三転して,最後にはエリア51中を巻き込んだどんちゃん騒ぎになる。でもハッピーエンドで終わる。救いがある。みんなにとってのハッピーエンドではないかもしれないけれど,読んだ人間は必ず心地よい達成感のようなものに包まれる。そんな漫画。

 

 

 

 

エリア51 1 (BUNCH COMICS)

エリア51 1 (BUNCH COMICS)

  • 作者:久 正人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/06/09
  • メディア: コミック
 

 

 

ハクメイとミコチ

 絵がかわいい。かわいいだけでなく細部まで書き込まれている。人間の指ほどの大きさの小人の二人が中心にまわる世界。虫や動物なんかも登場人物の一つ。そんなミクロの世界の景色や服,家具,食事なんかがこれでもかってほど緻密に描かれている。最新刊に出てきたもので言えば,ひと粒稲荷とか,トカゲの服とか。かわいいしかっこいい。ちょっと説明できないので,これも読んでみてほしい。

 

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)

 

おわり。 

 だれかこのブログを見て漫画買ったとかしてくれたらいいと思うし,連絡ください。あなたのおもしろいとぼくのおもしろいを共有しましょう。